Search


since 2006.07.31

Category Archives


世界大戦争 (昭和36年・1961)

世界大戦争世界大戦争
八住利雄 松林宗恵 円谷英二
東宝 2004-12-23

芸術祭参加作品・日本国民の悲願空しく人類最後の時は来た!
全世界の人々に訴える問題作!

 微妙なバランスの上で成り立っている国家間の対立。当時の東西冷戦構造、世相をストレートに反映させ、現実にも起こり得る"もしも"の世界を破滅への警告と平和への願いを込めて映像化した特撮感動巨編。
 同盟国軍と連邦国軍のICBMミサイル発射シーン、都市破壊シーン等のスペクタクル特撮映像も見事ながら、戦争とは全く結びつかない、ささやかな幸福を望み日々生真面目に生活を営む平凡な庶民の姿をまるで文芸作品のように描き、淡々と最終戦争に向かって進み、一瞬にして人々の幸せ、明るい未来、そして平和な世界を終わらせてしまう非情の物語は、人間ドラマとしても丁寧に描かれているだけに一層胸に迫ると共に、生々しい生活描写ゆえ観客自身にもリアリティーのある悲劇として深く刻み込まれます。


世界大戦争 フランキー堺、乙羽信子、星由里子 笠置丸の船上で最後の時を迎えた高野(宝田明)と婚約者の田村冴子(星由里子)が「サエコ、コウフクダッタネ」「タカノサン、アリガトウ」と明るい未来があったはずの二人が無電の通信文で交わす最後の会話。洋上にあり核ミサイルの被害を免れた笠置丸で江原(笠智衆)が呟く「全世界の人々がもっと早く声を揃えて、戦争は嫌だと言えばよかったんだ。。。人間は素晴らしいものだがなぁ。。。人間は一人もいなくなるんですか。。。」という優しい声だけに余計に胸に響く言葉。
 最終戦争へ向けて逃げまとう人々を横目に「戦争なんかおこるもんか」とやり場の無い怒りと共に自分を言い聞かせるように言い、自宅に残った田村一家の豪華な最後の晩餐。そして抑えきれなくなった無常感に絶叫する田村(フランキー堺)の台詞は偽政者たちの思惑によって全てを奪われてしまう人々の心の叫びを代弁するものであり、涙無しには見られないフランキー堺の物干し台での名演によって、より深く心に響く本作品の根底に流れる重要なテーマ。平凡な庶民の生活の喜怒哀楽と築いてきた幸せを、庶民の生活とは全く関連の無いところで行われる偽政者たちの愚行により一瞬にして奪う核戦争の対比。庶民一人一人に焦点をあてて丁寧に描いているだけに、その時を迎えた人々の恐怖と怒りがリアリティーを持って映画を観る者に迫ります。
 両陣営のジェット機による空中戦での操演、水爆の爆発による爆風でなぎ倒されてゆくビル群の表現、通常の平台の上での撮影だけでなく、シーンによって空中や水槽内に逆さまに吊り下げたミニチュアセットで撮影した火炎や煙の表現テクニックなど、当時の特撮技術の集大成的な特撮映画として高度な技術が惜しみなく使われ、素晴らしい特撮映像を観ることが出来る作品ですが、その特撮シーン全てが本作品で一番訴えたかったテーマをより明確に浮かび上がらせる為だけに丹念に作りこまれたと言っても過言ではありません。


[世界大戦争 - ストーリー]
 戦後16年。日本もようやく復興を果たし、外人記者クラブの運転手・田村茂吉(フランキー堺)の関心は、娘の冴子(星由里子)の結婚と今より少しだけ裕福な生活水準。冴子は笠置丸の通信技師・高野(宝田明)との結婚が決まり、その笠置丸の炊事長・江原(笠智衆)は病後の逸早い回復を望み生きる素晴らしさを感じ、娘の江原早苗(白川由美)も保育園の運営に忙しく日々を送っていた。しかし、そうしたささやかな幸せを望み、慎ましやかに日々生活を送る人々の知らないところで世界の破滅へのカウント・ダウンが始まっていた。
 同盟国軍連邦国軍の緊張高まる38度線。一般市民にとっては実感の無い対立であったが、ある日連邦国軍で開戦のランプが故障により点灯し、核ミサイルが発射体制に入ってしまう。ミサイルの発射は発射寸前で回避されるが、38度線で両軍の小競り合いが起き、小型の核兵器が使用されてしまう。日本政府は平和へ向けての緊急声明を発表して核兵器の使用中止を訴えるが、両陣営は全面戦争へと突入する。。。。


世界大戦争 ポスタースタッフ&キャスト
製作・・・・・・・・・・・・藤本真澄、田中友幸
監督・・・・・・・・・・・・松林宗恵
脚本・・・・・・・・・・・・八住利雄、木村武
特技監督・・・・・・・・円谷英二
音楽・・・・・・・・・・・・團伊玖磨

田村茂吉・・・・・・・・フランキー堺
田村由(茂吉の妻)・・・・・・乙羽信子
田村冴子(茂吉の娘)・・・・・星由里子
田村春江・・・・・・・・富永悠子
田村一郎・・・・・・・・阿部浩司
笠置丸通信技師 高野・・・・・宝田明
笠置丸炊事長 江原・・・・・・笠智衆
江原早苗・・・・・・・・白川由美
ワトキンス・・・・・・・ジェリー伊藤
おはる・・・・・・・・・中北千枝子
鈴江・・・・・・・・・・坂部尚子
有村・・・・・・・・・・石田茂樹
芋やの爺さん・・・・・・織田政雄
石橋・・・・・・・・・・野村浩三
伊本・・・・・・・・・・三田照子
笠置丸船長・・・・・・・東野英治郎
商事会社の女事務員・・・・・清水由記
船会社の女事務員・・・・・・森今日子
近所の人A・・・・・・・中野トシ子
近所の人B・・・・・・・一万慈鶴恵
首相・・・・・・・・・・山村聡
外相・・・・・・・・・・上原謙
防衛庁長官・・・・・・・河津清三郎
官房長官・・・・・・・・中村伸郎
司令官・・・・・・・・・高田稔
ICBM基地司令官・・・・・エド・キーン


(2007/08/19)

| HOME |

ノストラダムスの大予言 (昭和49年・1974)

ノストラダムスの大予言 ポスター.jpg
大予言!?降り注ぐ恐怖の大王!

 五島勉のベストセラー『ノストラダムスの大予言』の映画化。戦後日本でタブー視されてきた核を日本映画が扱った問題作。
 人類が悔い改めることなく迎えてしまった1999年、核による人類の滅亡とその後の破滅した世界をリアルに描き、富田勲の荘厳な音楽は核戦争後の破滅した世界の異様な雰囲気を見事に表現していました。


ノストラダムスの大予言 映画公開時(昭和49年・1974)に映画館で一度観ているのですが、放射能の影響による奇形の新人類のデザイン、人食シーン等、諸般の事情から日本ではビデオソフト化されていないため(映画公開途中でカットされたシーンもあります)、その後視聴の機会がありません。そのためレビューを書くには虚ろな記憶に頼るしかないため、本作に関しては再び映画を見直す機会があったときに改めてレビューを書きたいと思います。
 海外では普通にDVDが発売されているようで、その気になれば輸入版を手に入れることは可能みたいですが、積極的に観たいと思うほど面白い映画ではなかった記憶があるので、多分その機会は無いかな。。。。^^;

 印象に残っているのは、やはり映画化を熱心に説いて回り、主人公の祖父の代からの3代を一人三役で演ずる丹波哲郎。鎖国政策を取っている徳川幕府に対して「ノストラダムスが黒舟が来ると予言しているから開国しなければいけない」と皆を説得する映画の冒頭から、丹波哲郎ワールド全開。その説教臭い内容は、今から省みると丹波哲郎自身が執筆した『大霊界』を映画化して大ヒット、その後シリーズ化もされた『丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる』(1989年)に通じるところもあり、当時数少ない(演技は下手だが)国際俳優と呼ばれながらも基本的にはこういうキャラクターだったんだな、というが偲ばれ、この映画での丹波哲郎がもう一度観られるなら機会があれば観てみたい、と唯一この一点でのみ思わせる映画です。

ノストラダムスの大予言 続編の『ノストラダムスの大予言II 恐怖の大魔王』の制作も企画されていましたが、前記した諸般の事情から企画書のみの幻の映画となっています。

*ちなみに同時上映はモンキー・パンチ原作の人気漫画『ルパン三世』を実写映画化した『ルパン三世 念力珍作戦』。ルパン三世を目黒祐樹、次元大介を田中邦衛、峰不二子を江崎英子、そして銭形警部を伊東四朗が演じていました。


ノストラダムスの大予言_新人類[ノストラダムスの大予言 - ストーリー]
 祖父の代より3代に渡ってノストラダムスの予言を研究する環境研究所所長・西山玄学(丹波哲郎)は環境汚染、公害など、人類の荒廃により人類が滅亡すると人々に警告を続けていた。夢の島では巨大ナメクジが出現し、ニューギニアの奥地には巨大コウモリ。人口増加による食糧危機。大気汚染による異常気象。30%を越える奇型児出産率。新種の佝僂病。全てはノストラダムスの予言詩集"諸世紀"に記されたとおりに世界各地で異常現象が頻発。世界中に席捲する地殻変動と異常気象は人々をパニック状態へと陥れてゆく。
 そして、西山玄学の人類滅亡への警鐘に耳を貸さず、悔い改めることのなかった人類に"人類滅亡の予言の日 1999年 7の月"、遂に空から恐怖の大王が降りてきたのだった。。。。


ノストラダムスの大予言 ポスタースタッフ&キャスト
製作・・・・・・・・・・・・田中友幸、田中収
監督・・・・・・・・・・・・舛田利雄
脚本・・・・・・・・・・・・八住利雄
特技監督・・・・・・・・中野昭慶
音楽・・・・・・・・・・・・富田勲

西山良玄・・・・・・・・丹波哲郎(3役)
西山玄哲・・・・・・・・ 〃
西山玄学・・・・・・・・ 〃
中川明・・・・・・・・・黒沢年男
西山伸枝・・・・・・・・司葉子
西山まり子・・・・・・・由美かおる
おりん・・・・・・・・・谷口香
玄武・・・・・・・・・・田遠実
柏尾憲兵少佐・・・・・・青木義朗
大根・・・・・・・・・・竜崎勝
吉浜・・・・・・・・・・佐々木勝彦
井原・・・・・・・・・・武藤章生
木田・・・・・・・・・・浜村純
自衛隊隊長・・・・・・・下川辰平
植物学者・・・・・・・・平田昭彦
動物学者・・・・・・・・小泉博
病院長・・・・・・・・・志村喬
田山・・・・・・・・・・谷村昌彦
学者A・・・・・・・・・加藤和夫
学者B・・・・・・・・・渥美国泰
総理大臣・・・・・・・・山村聡
開発大臣・・・・・・・・瀬良庄太郎
環境庁長官・・・・・・・鈴木瑞穂
官房長官・・・・・・・・内藤武敏
予言の声・・・・・・・・岸田今日子
太田一雄(TVニュースキャスター)・・・・・納谷悟朗
ナレーター:中江真司

ノストラダムスの大予言 サウンドトラック 冨田勲ノストラダムスの大予言
サントラ 冨田勲
バップ 1996-10-02

(2007/08/24)

| HOME |

妖星ゴラス (昭和37年・1962)

妖星ゴラス妖星ゴラス
円谷英二 本多猪四郎 池部良
東宝 2004-02-27

赤い怪彗星、激突の危機迫る!地球の軌道脱出なるか!?

 物語の細部では科学考証をしっかりと行った映像を見せながら、最終的には映画ならではの壮大なスケールを持つ奇想天外な嘘の世界へを集結する一大スペクタクル巨編。
 監督・本多猪四郎が自らの最高傑作と語った人間描写と巧みな心理演出が見事な人間ドラマと南極基地の素晴らしいセットを始めとする当時の特撮技術の粋を結集した特撮映画の醍醐味溢れる映像。本作『妖星ゴラス』は特撮の東宝が誇る空想科学特撮映画の傑作です。


妖星ゴラス 地球を動かす、というような突飛な設定に無理が生じるのは仕方が無く、ツッコミどころ満載の映画ではありますが、こういった法螺話に細かいツッコミは野暮というもの。難しいことは考えずに目の前に広がる最高峰の空想科学特撮の世界をじっくりと楽しみたいものです。

 但し、1つだけ難を言うと、公開当時には営業的に有利だと考えられて登場させたのであろう怪獣"マグマ"が余分なシーンに感じられることです。地球の危機に更なる試練、という危機感を煽る効果はあるものの、物語全体は大人向けの寓話として作られており、最後に子供をターゲットにした怪獣を登場させるというのはバランスが悪く中途半端な印象を持たざるを得ません。
妖星ゴラス VTOL_ジェット・ビートル原型 しかし、『妖星ゴラス』では余分に感じられるこの場面は後の円谷プロによるウルトラ・シリーズと重要な関連を持つことになります。南極に設置された原子力ジェット・パルプによる地熱の上昇によって蘇った怪獣マグマは『ウルトラQ』の"トドラ"に、そしてマグマを迎撃するVTOL機(垂直離着陸機)は塗装を変更されて『ウルトラマン』に登場する科学特捜隊の"ジェット・ビートル"へと流用されることになります。


妖星ゴラス[妖星ゴラス - ストーリー]
 1979年、土星探検に向かった宇宙艇・隼号に地球の6千倍の質量を持つ赤色矮星が太陽系に接近中であるという情報が入る。"ゴラス"と名付けられた矮星に最も近い位置にいた隼号は予定を変更して直ちにゴラスに向かうが、想像以上のゴラスの引力に捕まってしまう。隼号はゴラスの引力から逃れることも叶わず、園田艇長(田崎潤)の指示のもとに最後の瞬間まで地球にゴラスのデータを送り続けて遭難する。ゴラスは物体を吸収して巨大化する妖星だった。
 隼号から送られたデータにより"妖星ゴラス"が地球に衝突することが判明するが、あまりにも現実味の無い話に各国は具体的な対策を打とうとはしなかった。焦燥の感に駆られる科学者の河野(上原謙)と田沢(池部良)は、ある少年の「地球が逃げればいい」という言葉をヒントに南極に巨大な原子力ジェット・パルプを設置する"南極計画"を立案する。
 奔走する田沢の熱弁は世界を動かし、地球の存亡を賭けた南極計画はスタート。原子力ジェット・パルプは急ピッチで建造され巨大なロケットと化した地球はゆっくりと動き出す。しかし、他の惑星をも吸収して更に巨大化した妖星ゴラスは地球から肉眼で見える程までに接近し、遂には月までも吸収して地球に迫っていた。。。。


妖星ゴラス ポスター.jpgスタッフ&キャスト
製作・・・・・・・・・・・田中友幸
監督・・・・・・・・・・・本多猪四郎
特技監督・・・・・・・・・円谷英二
脚本・・・・・・・・・・・木村武
音楽・・・・・・・・・・・石井歓

田沢博士・・・・・・・・・池部良
園田智子・・・・・・・・・白川由美
鳳号乗員・金井達麿・・・・久保明
野村滝子・・・・・・・・・水野久美
鳳号・遠藤艇長・・・・・・平田昭彦
同・斎木副長・・・・・・・佐原健二
隼号艇長・園田雷蔵・・・・田崎潤
河野博士・・・・・・・・・上原謙
園田謙介・・・・・・・・・志村喬


(2006/10/02)

| HOME |

海底軍艦 (昭和38年・1963)

海底軍艦海底軍艦
高島忠夫 押川春浪 本多猪四郎
東宝 2003-10-24

恐怖の海底王国地上に挑戦!緊急出動する万能原子戦艦!

 古代、海底に沈んだムウ帝国の生き残りが全世界を植民地にすべく侵攻を開始。旧日本海軍が総力を挙げて秘密裏に開発した海底軍艦"轟天号"が迎え撃つ。押川春浪が明治33年に発表した科学冒険小説を原作に、本多猪四郎監督、円谷英二特技監督のコンビが放った東宝特撮映画黄金時代の傑作


轟天号 この作品に登場する"轟天号"は『怪獣総進撃』の"ムーンライトSY-3"などと並んで名作兵器として語り継がれる東宝メカ。小松崎茂によるメカニックデザインで轟天号の先端には巨大なドリルが取り付けられ、その先には冷線砲を装備。海中だけでなく、地中、そしてマッハ2で空中をも飛ぶことが可能な万能戦艦です。また、"轟天号の発進シーン"は完成度の高い見応えのある映像になっており、特撮映画史に残る名場面として有名です。
*"轟天号"の発進シーンは、後の特撮テレビ・ドラマ『マイティジャック』(1968年)の主役機"MJ号"の発進シーンでリメイクされています。

轟天号 ラストで捕虜となっていたムウ帝国の女皇帝が轟天号の艦橋からドレスをはためかせながら海中に飛び込み、滅び行く祖国に殉ずる悲壮感、そしてそれを黙って見送る祖国のためだけに生き続けた旧帝国海軍軍人・神宮司達の姿は胸に迫るものがあります。
 しかし、考えてみるとムウ帝国の侵攻が無ければ神宮司大佐は完成した万能戦艦"轟天号"とともにアメリカに宣戦布告していたのでしょうか?既にアメリカと同盟国になった祖国からは旧帝国海軍の亡霊として忌み嫌われ邪魔な存在として扱われつつ神宮司大佐の選ぶ道は・・・、なんていう映画も、見たいような見たくないような。。。。


[海底軍艦 - ストーリー]
 太平洋戦争終戦前夜、降伏を潔しとしなかった神宮司大佐(田崎潤)は潜水艦イ号403で出撃したまま行方不明となった。20年後、土木技師が次々と行方不明となる事件が発生、海野(佐原健二)と名乗る記者が神宮司大佐のかつての上司である光国海運の楠見(上原兼)を訪ねて神宮司大佐についての取材を始める。
 時を同じくして、太平洋に沈み滅亡したはずのムウ帝国の生き残りが築いた高度な文明を誇る海底国家"MU"(ムウ)は、地殻の変動のため再び滅亡の危機を迎え、地上への復活と世界征服を宣言。かつての植民地であった各地の返還と神宮司大佐の海底軍艦建造中止、引渡しを求める。荒唐無稽な話に国連はMUの要求を無視するが、予告どおりムウ帝国の攻撃が始まる。各国は総合防衛司令部を設立して防衛体制を整えるが、圧倒的な機動力と科学力を持つムウ帝国の前には成す術が無く、最新鋭原子力潜水艦レッドサタン号も沈められてしまった。

 楠見と神宮司の娘・真琴(藤山陽子)はムウ帝国の工作員23号(平田昭彦)により二人がが誘拐されそうになったところを助けたカメラマンの旗中(高島忠夫)と西部(藤木悠)、警察庁刑事課長の伊藤(小泉博)らと共に、ムウ帝国が恐れる海底軍艦の出動を要請すべく神宮司大佐の行方を捜すことになる。神宮司大佐の部下から所在を聞き出した楠見達は南海の謎の孤島へ向かい、"轟天建武隊"の秘密基地を突き止めて潜入に成功、地下ドックには旧日本海軍の技術と英知を結集して密かに建造されていた全長150mの巨大な魚雷型潜水艦が隠されていた。
 20年ぶりに再会した上司と部下、そして父と娘だったが、神宮司の戦争は未だ終わっておらず、大日本帝国再興を果たすために海底軍艦を建造したのであり、ムウと戦うためではない、と娘の説得には動揺したものの神宮司は"轟天号"の出動を拒否する。

「お断りします。神宮司は日本海軍のために海底軍艦を建造したのです。」
「世界は変わったんだ」
「だから、海底軍艦でまた変えます。」

海底軍艦 説得の最中、ムウ帝国のスパイだった海野により真琴と旗中はムウ帝国に誘拐され捕虜にされてしまう。ムウ帝国の若き女皇帝(小林哲子)は捕虜達をムウ帝国の守護神"マンダ"の生贄にせよと命じた。
 ムウ帝国の攻撃により太平洋戦争以来再び焦土と化す地上、そして真琴たちによる必死の説得。一度は拒絶したものの神宮司は古い鎧を脱ぎ捨ててムウ帝国撲滅のために万能戦艦"轟天号"の出撃を決意する。

 軍神・神宮司の轟天号とムウ帝国の守護神・マンダ、遂に二匹の龍の雌雄を決する戦いの幕が切って落とされた。。。。


海底軍艦 ポスター.jpgスタッフ&キャスト
製作・・・・・・・・・・・田中友幸
監督・・・・・・・・・・・本多猪四郎
特技監督・・・・・・・・・円谷英二
脚本・・・・・・・・・・・関沢新一
原作・・・・・・・・・・・押川春浪
音楽・・・・・・・・・・・伊福部昭
   
旗中進・・・・・・・・・・高島忠夫
神宮司真琴・・・・・・・・藤山陽子
伊藤刑事・・・・・・・・・小泉博
楠見少将・・・・・・・・・上原謙
西部善人・・・・・・・・・藤木悠
海野魚人・・・・・・・・・佐原健二
神宮司大佐・・・・・・・・田崎潤
ムウ帝国工作隊23号・・・平田昭彦
ムウ帝国長老・・・・・・・・天本英世
ムウ帝国皇帝・・・・・・・・小林哲子


(2006/08/21)

マイティジャック Vol.1マイティジャック Vol.2マイティジャック Vol.3DVD 戦え!マイティジャック Vol.1DVD 戦え!マイティジャック Vol.2

| HOME |

東宝特撮怪獣映画