地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン (昭和47年・1972)
![]() | 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン [DVD] 東宝 2008-03-28 |
宇宙のわるもの怪獣をやっつけろ!ゴジラがんばれ地球をまもれ!
"キングギドラ"と並ぶ人気悪役怪獣"ガイガン"初登場!グロテスクで退廃的なムード漂う前作『ゴジラ対ヘドラ』の反動からか、今作では子供を楽しませる事をはっきりと意識した内容になっており、登場する怪獣も"ヘドラ"のモノトーンから"黄金色"のキングギドラ、カラフルな配色"のガイガン、と色彩も派手になっています。
徐々に『仮面ライダー』を始めとする等身大変身ヒーロー・ブームへと移行した"第二次怪獣ブーム"の中心が、まだ巨大怪獣物にあった最後の時期の作品で、侵略者"M宇宙ハンター星雲人"と地球側登場人物のスパイ・アクション映画的な痛快なストーリー、子供受けするカッコイイ新怪獣ガイガンの人気もあって『ゴジラ対ガイガン』は昭和ゴジラ・シリーズ後期作品群の中で最大のヒットを記録した作品です。
映画の冒頭から"ゴジラ"が登場。漫画の様に"フキダシでアンギラスと会話"をしたり、アンギラスとタッグを組んで地球の危機に駆けつけるなど、子供を楽しませる為の工夫が随所に凝らされています。映画自体も当初は『キングギドラの大逆襲』として企画され、"ガイガン"はサブ的な扱いでしたが、新怪獣をメインに据えたほうが子供たちによりアピールできる、というマーケティング的な判断からメイン・キャラクターへと昇格。タイトルも『ゴジラ対ガイガン』へと変更されています。
宇宙恐竜を改造して作られたサイボーグ怪獣"ガイガン"のメカニカルで無機質でありながら、生物的なフォルムも残すデザインは絶妙。キングギドラをメインから引きずり落としただけあって、かなりインパクトのある怪獣に仕上がっており、特にモノアイは印象的。また、極彩色とも言える華やかなカラーリングで、胸部の色分けされた部分などは『源氏物語絵巻』を参考に十二単をイメージして配色されています。
円谷英二亡き後、(前作『ゴジラ対ヘドラ』も同様でしたが)この時期のゴジラ映画はゴジラが負傷し満身創痍で戦うのが特徴。ヒーローが汚れ、傷つく、という当時(70年代前半)の映画などからの影響が強く、個人的な感想としては「全日本怪獣プロレス」から「新日本怪獣プロレス」への変化(?)。大映"ガメラ"のお株を奪うかのような負傷シーンが続きますが、子供達の怪獣への憧れ、そして子供特有の残酷な欲求を満たしたのか、傷つき血を流すゴジラは熱狂を持って迎えられたのでした。
[地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン - ストーリー]
"世界子供ランド"建設委員会の技術者である志摩武士(村井国夫)が消息を絶った。残された日記に記された「子供ランドの平和計画」が収められているという2本のテープを偶然手に入れた漫画家の小高源吾(石川博)はテープを再生してみるが奇妙な音がするだけ。しかし、遠い怪獣島でその音に気づいた"ゴジラ"は、相棒の"アンギラス"に偵察を命じる。
志摩の妹、マチコ(梅田智子)と知り合った小高は、志摩が世界子供ランドに監禁されていることを知り救出に向かうが、逆に捕らえられテープも奪われてしまう。世界子供ランドは地球侵略をたくらむ"M宇宙ハンター星雲人"の前線基地であり、テープは宇宙怪獣"ガイガン"と"キングギドラ"を操る為のコントロール・テープだった。M宇宙ハンター星雲人は2頭の宇宙怪獣を使って地球侵略を開始。圧倒的な破壊力を持つ宇宙怪獣により街は破壊し尽くされ、防衛隊の攻撃をものともしない宇宙怪獣たちに対して人類は成す術が無かった。しかし、"地球の危機を察知したゴジラが、地球を守る為に怪獣島から出撃"した。。。。
【スタッフ&キャスト】
製作・・・・・・・・・・・・田中友幸
監督・・・・・・・・・・・・福田純
特殊技術・・・・・・・・中野昭慶
脚本・・・・・・・・・・・・関沢新一
音楽・・・・・・・・・・・・伊福部昭
ゴジラ・・・・・・・・・・中島春雄
アンギラス・・・・・・・大宮幸悦
キングギドラ・・・・・・伊奈貫太
ガイガン・・・・・・・・・中山剣吾
小高源吾・・・・・・・・石川進
友江トモコ・・・・・・・菱見百合子
志摩マチコ・・・・・・・梅田智子
高杉正作・・・・・・・・高島稔
志摩武士・・・・・・・・村井国夫
クボタ・・・・・・・・・・・西沢利明
Mハンター星雲人指令・・藤田漸
(2006/02/16)
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- by axis_009
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尚、この映画は冒頭にも書いたように(結局不評に終わってしまいましたが)元々"ジェット・ジャガーを売り出すための映画"という性格が強く、"ゴジラ"はサブ・キャラ的な扱い。TV特撮『
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