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2007年08月24日

マタンゴ (昭和38年・1963)

マタンゴマタンゴ
ウィリアム・H・ホジスン 円谷英二 本多猪四郎
東宝 2003-12-25

恐怖!戦慄!
人間を襲う"第三の生物"吸血マタンゴの怪!

 怪奇空想科学特撮映画『美女と液体人間』(昭和33年・1958)、『電送人間』(昭和35年・1960)、そして名作『ガス人間第一号』(昭和35年・1960)の流れを汲む怪奇変身人間シリーズ番外編。
 今なお多くの作家に影響を与え続けているイギリスの海洋怪奇文学、幻想文学の巨匠、Willam Hope Hodgsonウィリアム・ホープ・ホジスン・1877-1918)の代表作『The Voice in The Night(闇の声)』に登場する"キノコ人間"を原案にして、SF作家・福島正実が原案を練り上げ、ホジスンの"海洋怪奇譚"から「一番怖いのは人間だ」という人間のエゴの恐怖を前面に押し出した"極限状況での心理ホラー映画"として木村武が脚本を書き上げた、木村武脚本の最高峰であり、本多猪四郎監督の人間心理描写も素晴らしい、カルト的な人気を誇る特撮幻想ホラー映画の傑作です。
*原案には星新一のクレジットも有りますが、当時既にSF作家として著名な存在であった星進一の名前を借りただけで、実際には福島正実が一人によるもののようです。


マタンゴ 劇場やその後のテレビ放映などで当時の小学生を恐怖のどん底に落とし、トラウマを植えつけてしまった未知の生物"マタンゴ"が登場する恐怖怪物映画。極限状況でのエゴむき出しの醜い人間の姿を克明に描いた人間ドラマ。そしてそれらに加えて核の影響により突然変異し、食べた者をキノコ人間"マタンゴ"へと変身させてしまうキノコ、という第1作『ゴジラ』(昭和29年・1954)以降、東宝特撮映画において頻繁に使われる"核"をモチーフとした一連の作品と同様ながら、"核の人体への影響"といった点において、人間を別の生物に変異させてしまう『マタンゴ』は巨大生物を産み出してしまった『ゴジラ』に較べてもより身近で一層リアリティのある設定であり、また1954年3月1日(『ゴジラ』劇場公開と同年)ビキニ環礁でのアメリカ水爆実験により死の灰を浴びてしまったマグロ漁船・第五福竜丸事件の衝撃と核の恐怖を事件後10年近くを経ての公開とは言え、まだなお事件の社会的影響を色濃く感じさせられる作品です。

マタンゴ 水野久美 奇跡的に島から救出されて生き残った村井研二(久保明)の病室での語りで始まり、「何故自分は愛する人と島に残らなかったのか?東京だって人間らしさを失ったあの島と同じだ。あの島で暮らした方が幸せだった。」とベッドの上で慙愧の念を語る衝撃のラストシーン。遭難後のヨットでの漂流生活、そして辿りついた無人島での極限状況の中での生への執着、そして食料、女性を巡る争いなど、誘惑に負けて理性を失い、自分の欲望のみで行動してエゴを剥き出しにする七人の人間たち。
 極限状態での人間の恐ろしさを描いた心理ホラー映画として、特撮映画という枠だけには決して収まらない、日本映画の歴史に残る傑作の1つと言っても過言では無い傑作映画。

 登場人物の一つ一つの台詞が人間の欲望を見事に浮き出させるとともに、鬼気迫る演技で観る者を圧倒する各出演者の熱演も見事。特に妖艶な魅力が際立つ水野久美、そして登場シーンも短く目立たないながら変身途中のマタンゴを不気味に演じる天本英世の演技は特筆もの。また、ヴァンプ女優として名を馳せた水野久美は例外として、佐原健二小泉博などの出演者がそれまでの出演作で作られた自らのイメージを覆すような役を演じる意外性と熱演で観客を驚かせます。
 唯一残念なのは天本英世演じる変身途中の不気味なマタンゴを物語途中で見せて観客に期待させておきながら、終盤に登場する完全に変身を遂げた後のマタンゴの造型が安っぽく滑稽。但し、完全体のマタンゴの出来が良すぎても映画全体の印象を暗くしすぎかねないということも有り、明るく楽しい東宝映画がここまで陰湿で救いの無い映画にチャレンジして、これほどの名作を創り上げたということで良しとするかな、と言ったところでしょうか。

*人間の欲望により自滅して行く若者達を描いた陰惨なホラー映画『マタンゴ』の併映が『ハワイの若大将』(加山雄三主演)というハワイでヨット・レースに興ずる明るく能天気な若者達を描いた作品であったのも対照的な2作品の対比を考えると非常に興味深いところです。


マタンゴ 天本英世[マタンゴ - ストーリー]
 病室のベッドで一人の患者が「あの人も仲間も全部....皆生きているんだ」と不思議な物語を語り始める。。。。
 都会の喧騒に飽き、ヨットで外洋のバカンスを楽しもうと青年実業家・笠井(土屋嘉男)の豪華ヨットで海洋に出航した七人の男女。笠井の愛人で歌手の麻美(水野久美)、笠井の部下・作田(小泉博)、推理作家・吉田(太刀川寛)、臨時雇いの漁師・小山仙造(佐原健二)、城東大学助教授・村井研二(久保明)とその教え子でフィアンセの明子(八代美紀)。それぞれの思いを秘めながらヨットは海洋を快調に帆走するが、明子に思いを寄せる笠井の思惑により嵐の中で航海を続けたため遭難してしまう。動力を無くし、無線も使用不能となったヨットは当てもなく南へと流されていく。
 漂流を続け食料も底をつき始めたとき、霧の中で不気味な島を発見。七人の男女を乗せたヨットは霧とカビに覆われたその島に漂着する。食料と水を求め島を探索して無人島らしき島を歩き回る七人は入り江で難破船を発見するが、人の姿は確認できず食料も無く船内はキノコとコケで覆われていた。鏡が全て外された船内と「キノコだけは食べないように。」と書かれた航海日誌、人が存在した気配を残しつつも、一向に人間の姿を見つけられない島に疑念を抱く村井。
 島からの脱出に向けてのヨットの修理と生きて行くための食料確保の二手に分かれて行動を始めた七人だったが、作田は入り江で無数の船舶が座礁しているのを発見し、村井と笠井は島を避けて飛ぶ鳥達の姿を目にする。そしてある日、全身をキノコの様な肌をした怪人が現れる。飢えと化け物への恐怖で七人は次第に理性を失い始めるのだった。。。。


マタンゴ ポスター.jpg【スタッフ&キャスト】
製作・・・・・・・・・・・田中友幸
監督・・・・・・・・・・・本多猪四郎
原作・・・・・・・ウィリアム・H・ホジスン 『闇の声』
原案・・・・・・・・・・・星新一、福島正実
脚本・・・・・・・・・・・木村武
特技監督・・・・・・・円谷英二
音楽・・・・・・・・・・・別宮貞雄

村井研二(城東大学・心理学助教授)・・・・・・・・・久保明
笠井雅文(笠井産業・社長)・・・・土屋嘉男
作田直之(笠井産業・社員)・・・・小泉博
吉田悦郎(推理作家)・・・・・・・・・太刀川寛
小山仙造(漁師)・・・・・・・・・・・・・佐原健二
関口麻美(歌手)・・・・・・・・・・・・・水野久美
相馬明子(村井のフィアンセ)・・・・八代美紀
岡豊・・・・・・・・・・・草間璋夫
医師・・・・・・・・・・・熊谷二良
マタンゴ・・・・・・・・天本英世、中島春雄


(2007/05/16)

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